理想の彼女のつくりかた

こんなラノベが出ていたとは思いませんでした。




まさかの竹井10日リスペクト
とにかく長い文章の中に詰められた、脈略のない不条理ギャグ、話的には存在意義すら疑問のサブキャラ勢、謎の設定とバトル展開。


しかしそのギャグは外で読めないほど爆笑を誘うし、たとえストーリー上必要でなくてもキャラクター達それぞれに魅力があるし、設定も良くある設定を上手く味付けできていると思うし、展開もなぜか引き込まれる。


冷めた目で道化を演じる主人公などまさに竹井系主人公ですし、正しい犬っ娘との付き合い方も10歳の保健体育っぽいし、あっそういえば10歳の保健体育2巻読んでなかったな…



なので、人を選ぶ以上酷評は理解できるのですが、竹井10日信者からも見放され気味なのが微妙に気になります。
ベテランと新人の差はまずあるでしょう。また、東京皇帝☆北条恋歌10歳の保健体育についてはかなりライトで読みやすく作られている事、そして『長さ』の差…でしょうか。


長い竹井作品、具体的には「ひまわりのチャペルできみと」は竹井信者でも気合入れて読まないと力尽きます。
それなのに竹井10日リスペクトの馬の骨の作品を読むために苦労はしたくない、というのは残念ながら普通の思考。


まあ、読むのに体力がいるのは否めません。そこはマイナスでしょう。
しかし、竹井10日作品が読めるならオススメの一品。


そう思ったので、久しぶりにはてなダイアリーの更新に至ったのでありました、まる