ラブセレブ 2巻

そもそもの発端


なぜこの作品なのかは上の通り。というわけで私(≒SAYOLESS)が2巻担当(+次回プロデュースユニット名中園キララで決定)になりました。




さて1巻からして吹っ飛びすぎていることで有名なこのラブセレブ。その2巻はまず主人公・中園キララの半裸シーンから始まります。キャラ紹介やあらすじ紹介で処女であることが異常に強調されている割にはエロゲーのヒロイン並に頭悪いです。よく女性がエロゲーのヒロインを見て「気持ち悪い」だの「感じすぎ」だの文句を言っていたりしますがあんまり変わっていません。…最も、かわりに男の方が「気持ち悪い」し「感じすぎ」だったりするのですが。


しかしいざエッチ!と言うところで花巻P*1が乱入、処女キラーという悪評を持っている藤原銀蔵*2に売り込むためには、処女を捨てたら捨てられるといちゃもんをつけて阻止に走ります。でもそもそもネコミミとネコシッポをつけて体を売ってこい、と向かわせたのもこの花巻であり何よりキララが本当は好き、という(新)ツンデレキャラなのに好き勝手言いすぎです。いや本当はキララが好きだからこそ銀蔵にほれてしまったキララをエッチさせたくないということなのでしょうけれども。後々「キララをトップアイドルにする夢のためにキララを犯したい欲望を我慢していた」みたいな事を言っていますが要するに花巻にとっては愛があるエッチはだめ、愛がないエッチはOKなようです。つまり、好きな子の元に男を大量に送り込んで輪姦させる鬼畜系主人公タイプ。そういう男を本来の読者層である「少女」が本当に求めているのかどうかはかなり疑問視されます。というより新條まゆ自体の性根が曲がっているような気がします。征海未亜作品でも思ったことですが。





さてその新條まゆと言えば、いまやいろいろな意味で黒歴史と言われる「快感フレーズ」。初代OPの「サバイバル/GLAY」や作中のバンドをモチーフにしてデビューした「Λucifer」等もそうですが、何より「アニメから漫画に流れたファンがその凄惨さに絶望した」という事が最大の黒歴史化要因とはニチレイさんの持論。さてさて。



そのリュシフェルの大河内咲也がキララをプロデュースするという暴挙。



なぜかラブセレブの世界ではリュシフェルが超大物になっていて、咲也が日本に来るだけで大騒ぎ、という状況。現実はすでに黒歴史であるのにこの差はさすが。まあ、キララが「堕天使ブルー」とか叫んでたり伏線はすでにありましたし、私個人はこういう前作ネタというのは嫌いではありませんが、しれっと「卑猥さが売りなもんでね」とか言ってのける主人公はどうかと思うわけで。そんな奴のプロデュースとなると、例えば12歳の双子や13歳の貧乏少女にエージェント夜を往くを歌わせるような犯罪臭い香りがプンプンしますが…当初キララのデビューシングルを作るはずだった「つんつく」の元ネタの人よりはマシだと思っておきましょう(笑



その後は銀蔵がキララの自宅に行ったり咲也が帰った後ドラマ編とかあったような気がしますが…もうおなかいっぱいなので勘弁してください(何
…実際、ドラマ編は3巻メインなので感想かいてもしょうがないという気もしますし。




で、その3巻は「とんでもないことになっていると思うので」と新條まゆはコメントしているのですが最初からずっととんでもない件について


結論から言うとギャグ。ネタ。まあでも面白いです。
最後に迷ゼリフおいときますね。


  • 銀蔵「(キララに)感じすぎ…」

1巻で「キス一つでイッちまう所だったっ」とか言ってた馬鹿が何を言いますか。

  • 銀蔵「(綾香に)性欲…満たさせろ」

綾香とはキララの前に銀蔵に処女奪われて捨てられたはずの人。
こんな事を平気でできる銀蔵、とっても鬼畜系キャラに見えますが…

  • 銀蔵「(キララに)なんで俺がお前の看病なんかしてやらなきゃなんねェんだよっ 調子乗ってんじゃねェよ!!」→「(卵を割りながら)それで…次は何をすればいい?」

風邪を引いたキララのためにわざわざ自分で慣れない料理をする(新)ツンデレっぷり。しかも手に怪我までして、と言うところが高ポイント。
もっとも、この直後にまた馬鹿行動に走るんですけどね(笑

  • 咲也「卑猥さが売りなもんでね」

前述の通り。

  • 銀蔵「(前略)俺に命令すんなよ!!(後略)」→「ブラックでいーんだろ!」

咲也に「コーヒー買って来い」といわれた後の銀蔵。ここでもすごい(新)ツンデレっぷり。

  • 銀蔵「(キララに)退屈しのぎのおもちゃだ」→「(独り言で)おもちゃなわけねェじゃねェかっ」

ここでも以下略。
もはやノリは「怪奇!ツンデレ男!!」って感じでしょうか(笑



他にもありますが銀蔵ばっかりだしキリが無いので以下略(笑





余談ですが、ドラマCDが存在するそうです。銀蔵が関智一で花巻が置鮎龍太郎なのはまあ良くあると思うというかむしろid:leo_d釣りにしかならないのでスルーして、問題はキララの中の人。よりにもよって



新谷良子



新谷良子といえばまったくもって演じ分けができないことで有名なわけで、要するにGAのミルフィーおねツイの晴子やぱにぽにの晶が喘ぐ(?)ということ。演じ分けできる声優ならともかくこれは結構キツイ説。まあ落合祐里香よりはマシだと思いたい…ゆのはなのサンプルボイス聞いてたらあまりの演じ分けのできてなさに悲しくなってきましたからね(笑



そしてもう一つの問題。キララの歌は皆に「音痴」と言われたものの咲也が「下手なわけじゃない むしろ音域は広いほうだ」と言っている事。一方新谷良子は下手だし音域も…(銃殺

*1:本当はマネージャーですが

*2:通称「銀様」ですが、銀様と呼ぶと違う人もとい違う人形になってしまうのでこの感想では控えます。